宣伝ブログ三日目、二郎ラーメン編
しまほっけが食べたぁい!
今日こそは「しまほっけ」を、と行ってきました池袋。
小雨降る空の下、行列に並び、ラーメン二郎を食べて帰ってきました。
はっ。
やっちまった……!
当然腹いっぱいになり、踵を返す池袋。
くっくっく。
あの肉と油の誘惑に比べれば、しまほっけなど、ただの開けた魚よの。
食ったからには語りたい。語らせていただきたい。
僕は元々、あのラーメンが苦手であったのだ。
初めて行った時の衝撃は今も記憶に新しい。
あれはそう、一年以上も前のこと――。
有名なラーメン屋さんだということで、列に並んでみたのです。
狭い店内に並ぶカウンターは満席。
行列はカウンターの後ろまで続き、しばしそのお客さんたちを眺めておりました。
その異様な雰囲気たるや。
誰も彼もが一心不乱に、黙々とラーメンに向かっていました。
流れるBGMはあまりに小さく、店内に響くは、麺をすする咀嚼音だけ。
え、喋ったら怒られんの?
何ここ図書館?
いわんや、トッピングを唱えるときの緊張はや。
「野菜マシマシにんにく油」とか、そういうのさ。
胸の内で何度も呪文を反芻し、噛まないように、先走らないように、店員に訊かれるその時を、今か今かと待っておりました。
訊かれる前に言っちゃうと、恥をかくらしいからね。
店員さんすげえ怖いんだ。
「麺の固さは」と訊かれた時に思わず「やっ、野菜マシマシ……」とか言っちゃうと、
「それあとで訊くんで(怒」と睨まれるんだ。
だからカウンターにティッシュがないと気づいても、なかなか言えないんだ。
口元ビタビタにしながら、どうしよう……と戸惑っていると、
他のお客さんが「ティッシュください」と。
すると店員さんがキッチンの奥から箱ティッシュ持って来て、客の前に出して「使う分だけ使ってください」と。
このタイミングを見計らってか、別の客も「ティッシュ」「こっちもティッシュ」とカウンターから次々と手を伸ばし、
店員さんはその客の前にティッシュを突きだして取らせ、またキッチンの奥に置くのです。
え、カウンターにティッシュ無いのがデフォなの!?
と驚いていた僕は、とうとうティッシュをもらうことができませんでした。
早くも帰りたい気持ちいっぱいでいるところに着信あり。
メール確認しようとケータイ取りだしたら、
「他のお客さん並んでますんで(怒」と店員にまた睨まれて、
ちょちょぎれる涙を拭くティッシュは無く、
麺食らいに来たはずが面食らい、
逃げるように店を出て、「合わなかったなあ……」とつぶやくに至ったのでありました。
あれから約半年。
僕はジロリアン(二郎フリーク)まではいかないものの、
けっこうな二郎大好き人間なっていました。なんでやねん。
恐ろしいものです。油を断つと書いて油断。
断っていたはずなのに、気がつけばいつの間にか、ハマっていた……。
店の雰囲気は、あの頃よりも穏やかになっておりました。
BGMには宇多田ヒカル。改装したのか壁もキレイ。
調理鍋がカウンターのすぐ側にまで移動していて、店員さんの動きが見えるのです。
湯気に当てられた店員さんの腕が真っ赤でね……あれは職人の腕だ、と思いました。
職人とは無愛想なものよ。
麺の固さ訊いたのに、「野菜マシマシ……」とか言ったら、そりゃ睨むものよ。
そう考えると、このラーメンが尊いものに思え、しまほっけよりも優先してしまう結果になってしま――いや、今日語りすぎでしょ!
ラーメンについて明け方まで語ってしまったよ。
何してんの。違うでしょ。宣伝だ。宣伝したいんだよ。
ちなみに、二郎ラーメン、担当のハマダさんとも打ち合わせ前に行ったことがあります。
席はバラバラでしたが、僕の方が先に食べ終え、外に出る時にハマダさんをチラと一瞥したところ、
どんぶりを持って汁飲んでて、
「おいうそだろ……ああやって二郎食べる人初めて見たよ……」とびびったものです。
その後の喫茶店で、ずっと「うぅ……うぅ……」とお腹を押さえていたので、ポシェットに入ってた胃腸薬をあげました。
そんな実りある打ち合わせの末に生まれたのが、そう――。
『七日の喰い神』だったのです。
デデーン! 宣伝ノルマ達成!
ラーメンの写真を撮りたかったのですが、職人を前にケータイを取り出す勇気がなく、
食べログから画像を拝借してきました。

や、でもこれはさすがに、野菜マシマシすぎじゃね……?
今日こそは「しまほっけ」を、と行ってきました池袋。
小雨降る空の下、行列に並び、ラーメン二郎を食べて帰ってきました。
はっ。
やっちまった……!
当然腹いっぱいになり、踵を返す池袋。
くっくっく。
あの肉と油の誘惑に比べれば、しまほっけなど、ただの開けた魚よの。
食ったからには語りたい。語らせていただきたい。
僕は元々、あのラーメンが苦手であったのだ。
初めて行った時の衝撃は今も記憶に新しい。
あれはそう、一年以上も前のこと――。
有名なラーメン屋さんだということで、列に並んでみたのです。
狭い店内に並ぶカウンターは満席。
行列はカウンターの後ろまで続き、しばしそのお客さんたちを眺めておりました。
その異様な雰囲気たるや。
誰も彼もが一心不乱に、黙々とラーメンに向かっていました。
流れるBGMはあまりに小さく、店内に響くは、麺をすする咀嚼音だけ。
え、喋ったら怒られんの?
何ここ図書館?
いわんや、トッピングを唱えるときの緊張はや。
「野菜マシマシにんにく油」とか、そういうのさ。
胸の内で何度も呪文を反芻し、噛まないように、先走らないように、店員に訊かれるその時を、今か今かと待っておりました。
訊かれる前に言っちゃうと、恥をかくらしいからね。
店員さんすげえ怖いんだ。
「麺の固さは」と訊かれた時に思わず「やっ、野菜マシマシ……」とか言っちゃうと、
「それあとで訊くんで(怒」と睨まれるんだ。
だからカウンターにティッシュがないと気づいても、なかなか言えないんだ。
口元ビタビタにしながら、どうしよう……と戸惑っていると、
他のお客さんが「ティッシュください」と。
すると店員さんがキッチンの奥から箱ティッシュ持って来て、客の前に出して「使う分だけ使ってください」と。
このタイミングを見計らってか、別の客も「ティッシュ」「こっちもティッシュ」とカウンターから次々と手を伸ばし、
店員さんはその客の前にティッシュを突きだして取らせ、またキッチンの奥に置くのです。
え、カウンターにティッシュ無いのがデフォなの!?
と驚いていた僕は、とうとうティッシュをもらうことができませんでした。
早くも帰りたい気持ちいっぱいでいるところに着信あり。
メール確認しようとケータイ取りだしたら、
「他のお客さん並んでますんで(怒」と店員にまた睨まれて、
ちょちょぎれる涙を拭くティッシュは無く、
麺食らいに来たはずが面食らい、
逃げるように店を出て、「合わなかったなあ……」とつぶやくに至ったのでありました。
あれから約半年。
僕はジロリアン(二郎フリーク)まではいかないものの、
けっこうな二郎大好き人間なっていました。なんでやねん。
恐ろしいものです。油を断つと書いて油断。
断っていたはずなのに、気がつけばいつの間にか、ハマっていた……。
店の雰囲気は、あの頃よりも穏やかになっておりました。
BGMには宇多田ヒカル。改装したのか壁もキレイ。
調理鍋がカウンターのすぐ側にまで移動していて、店員さんの動きが見えるのです。
湯気に当てられた店員さんの腕が真っ赤でね……あれは職人の腕だ、と思いました。
職人とは無愛想なものよ。
麺の固さ訊いたのに、「野菜マシマシ……」とか言ったら、そりゃ睨むものよ。
そう考えると、このラーメンが尊いものに思え、しまほっけよりも優先してしまう結果になってしま――いや、今日語りすぎでしょ!
ラーメンについて明け方まで語ってしまったよ。
何してんの。違うでしょ。宣伝だ。宣伝したいんだよ。
ちなみに、二郎ラーメン、担当のハマダさんとも打ち合わせ前に行ったことがあります。
席はバラバラでしたが、僕の方が先に食べ終え、外に出る時にハマダさんをチラと一瞥したところ、
どんぶりを持って汁飲んでて、
「おいうそだろ……ああやって二郎食べる人初めて見たよ……」とびびったものです。
その後の喫茶店で、ずっと「うぅ……うぅ……」とお腹を押さえていたので、ポシェットに入ってた胃腸薬をあげました。
そんな実りある打ち合わせの末に生まれたのが、そう――。
『七日の喰い神』だったのです。
デデーン! 宣伝ノルマ達成!
ラーメンの写真を撮りたかったのですが、職人を前にケータイを取り出す勇気がなく、
食べログから画像を拝借してきました。

や、でもこれはさすがに、野菜マシマシすぎじゃね……?
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