ムーミンの夜。
バレンタインデーの夜は、新しい編集さんと二人で日本酒飲んで過ごしました。
おお。もちろん男さ。メガネかけてる男さ。
僕ら二人ともチョコなんて甘いのは嫌いな硬派ですからね、
妙に初々しいカップルのそばのカウンター席で、『四月は君の嘘』のかをりちゃんが、どれだけ素敵な女性だったかを語り合いました。
視界のはしに、妙に初々しいカップルが映り込むたび、
アニメ版のキャッチコピーが脳裏をよぎります。
〝僕らは誰かと出会った瞬間から、一人ではいられないんだ――〟
あまーい。
隣があますぎて日本酒がからーい。
まあそんなビターな夜のことなど、どうでもいいんだ。
今日書きたかったのは、別の夜のこと。
そう。こう見えて私、ムーミンが好きでね。ふふ。
前の担当ハマダ氏とは、一緒にムーミン展へ行ったりなどしていたわけです。
その時の写メが残っていました。
▼ムーミンハウスに興味津々なハマダ氏。とムーミン氏。

▼ムーミン氏とスナフキン氏の語らいを激写するハマダ氏。

そしてまたハマダ氏の担当イラストレーターである宮城先生も、ムーミンフリークであるようでして――ある日ハマダ氏から尋ねられたのでした。
「カミツキさん、ムーミンで誰が好きですか?」
「え何突然? まあミイとか、ミムラねえさんとか好きですけど……」
「宮城さんが描いてくださるそうです」
「ええ!? あの『され竜』の宮城先生が、ムーミンを!?」
「まあ別に、カミツキさんへの手紙のはしにちょこちょこっと落書きみたいな感じだと思いますけど」
「ええ!? あの『六花の勇者』の宮城先生が僕に手紙を!?」
ムーミンの絵本展のチケットが手に入ったから、僕にくださるということで、そのついでに手紙を書いてくださると!
さらに絵も添えてくださると!
いやそんなもう、落書きでさえ、あの宮城先生に描いていただけるだけで恐縮で、ありがたき幸せですよ。
そして後日、ハマダ氏経由で僕の手元に届いたのがこちら。
びゃびゃん!
▼最高に美しいミイとミムラねえさん。

ハマダ氏ぃぃぃいいっ!?
違うよこれは落書きなんてもんじゃないよ!?
ガチのお宝だよ、張られた紙にアナログで描かれた一点物だよ、超心込められてるよ!?
何? 夢? どっきり? 四月一日? え……? 君嘘?(混乱)
もちろんハマダ氏の嘘でもなかったようで。
現実でした。
これは一刻も早く直接お会いしてお礼を伝えたいと思い、ハマダ氏に一席用意して欲しいと熱望しておりましたところ、この間、「ムーミンの会」を開いていただいてやっとお会いすることができたのですありがとうございます!
宮城先生は、普段パーティーなどにもあまり顔を出されないレアなお方。
初めてお会いした印象は、フランスのカフェとかでお茶してそうな、上品で素敵な方でした。
女性だったことに驚いたよー。
ああもっと、ムーミンについて語りたかった――。
――っていうね、書きたかったのはビターじゃない夜の、お話。
今もミイとミムラねえさんは、寝室の壁のラティメリアの隣に掛けられております。
もったいなくて取り外せなかったチケットも一緒に。
たまに埃かぶらないようにね、拭いてる。

おお。もちろん男さ。メガネかけてる男さ。
僕ら二人ともチョコなんて甘いのは嫌いな硬派ですからね、
妙に初々しいカップルのそばのカウンター席で、『四月は君の嘘』のかをりちゃんが、どれだけ素敵な女性だったかを語り合いました。
視界のはしに、妙に初々しいカップルが映り込むたび、
アニメ版のキャッチコピーが脳裏をよぎります。
〝僕らは誰かと出会った瞬間から、一人ではいられないんだ――〟
あまーい。
隣があますぎて日本酒がからーい。
まあそんなビターな夜のことなど、どうでもいいんだ。
今日書きたかったのは、別の夜のこと。
そう。こう見えて私、ムーミンが好きでね。ふふ。
前の担当ハマダ氏とは、一緒にムーミン展へ行ったりなどしていたわけです。
その時の写メが残っていました。
▼ムーミンハウスに興味津々なハマダ氏。とムーミン氏。

▼ムーミン氏とスナフキン氏の語らいを激写するハマダ氏。

そしてまたハマダ氏の担当イラストレーターである宮城先生も、ムーミンフリークであるようでして――ある日ハマダ氏から尋ねられたのでした。
「カミツキさん、ムーミンで誰が好きですか?」
「え何突然? まあミイとか、ミムラねえさんとか好きですけど……」
「宮城さんが描いてくださるそうです」
「ええ!? あの『され竜』の宮城先生が、ムーミンを!?」
「まあ別に、カミツキさんへの手紙のはしにちょこちょこっと落書きみたいな感じだと思いますけど」
「ええ!? あの『六花の勇者』の宮城先生が僕に手紙を!?」
ムーミンの絵本展のチケットが手に入ったから、僕にくださるということで、そのついでに手紙を書いてくださると!
さらに絵も添えてくださると!
いやそんなもう、落書きでさえ、あの宮城先生に描いていただけるだけで恐縮で、ありがたき幸せですよ。
そして後日、ハマダ氏経由で僕の手元に届いたのがこちら。
びゃびゃん!
▼最高に美しいミイとミムラねえさん。

ハマダ氏ぃぃぃいいっ!?
違うよこれは落書きなんてもんじゃないよ!?
ガチのお宝だよ、張られた紙にアナログで描かれた一点物だよ、超心込められてるよ!?
何? 夢? どっきり? 四月一日? え……? 君嘘?(混乱)
もちろんハマダ氏の嘘でもなかったようで。
現実でした。
これは一刻も早く直接お会いしてお礼を伝えたいと思い、ハマダ氏に一席用意して欲しいと熱望しておりましたところ、この間、「ムーミンの会」を開いていただいてやっとお会いすることができたのですありがとうございます!
宮城先生は、普段パーティーなどにもあまり顔を出されないレアなお方。
初めてお会いした印象は、フランスのカフェとかでお茶してそうな、上品で素敵な方でした。
女性だったことに驚いたよー。
ああもっと、ムーミンについて語りたかった――。
――っていうね、書きたかったのはビターじゃない夜の、お話。
今もミイとミムラねえさんは、寝室の壁のラティメリアの隣に掛けられております。
もったいなくて取り外せなかったチケットも一緒に。
たまに埃かぶらないようにね、拭いてる。
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