人妻と少年。
渋谷での待ち合わせに少し時間が余りまして、久しぶりにゲーセンへ行ってみました。
暇を持て余した男子中学生たちが集まりそうな薄暗い店内に、一回50円のアーケードゲームが所狭しと並んでおります。
懐かしい光景です。
どこにも居場所なんてなかったあの頃。
僕らは孤独を埋めるために日々ゲーセンへと通い……と、
あれに見えるは、これまた懐かしき脱衣麻雀ではありませんか。
勝てば対戦相手の女の子にちょっとエッチなおしおきを課せられる、といったそんなヤツです。
例えば人妻と対戦して勝ち、おしおきAを選べば、裸エプロンのエプロンを掃除機で吸い取ったり、
Bを選べば、乳の先を隠すオタマを超能力で曲げたり、そんなの。
自分で書いててもどゆこと? と思いますがとにかく、そんなの。
連打するのですよ。
おしおきにも孤独を埋めるのにも、連打が必要なのです。
ガガガガッと。
そうするとね、オタマが超能力でひん曲がり、奥さんの豊かな乳がこぼれ落ちる、という。
「まあっ! これがあなたの超能力?」
とか言うんですよね。頬を赤らめた奥さんが。
必死に連打してるプレイヤーに向かって。
最初は対戦相手もそんなに強くないのでね。
まあ勝ちますよ。
まあ勝てますよ。
しかしもうそろそろ上がれるイーシャンテン辺りで、背後に気配。
うかがえば中学生くらいの少年が立ち、僕と奥さんの麻雀をこっそり観覧しているではありませんか。
少年よ、おまえ、さてはちょとエッチなおしおきが目的だろう!
おしおき、とは戦いに勝った者だけが得られる至福。いわば褒賞。
自らは戦わず、おしおきだけ見ようとはなんたる脆弱!
それでも男か少年よ。
否、漢か少年よ!
ここで奥さんの捨てた当たり牌をあえてスルー、でございます。
勝てば少年に〝姑息さ〟を覚えさせてしまう。少年が卑しい大人へと成長してしまう。
そんな卑怯な手段で少年に、
奥さんの裸エプロンを見せることに一抹の悔しさがあるし、
そもそも、脱衣麻雀って年齢制限なかったっけか。
まあやってたけどさ僕は中学生の頃から!
いや、何より
少年の目前で大の大人が、乳をこぼれさせようと必死に連打する姿を見せられようか。
それこそ卑しいではないか!
あっち行け少年、去れ少年、と願うも少年退かず。
あやうく負けそうになり、思わず安い手でちょろりーんと上がってしまいました。
さて、おしおきを選ばなくてはなりません。
Aの裸エプロン掃除機吸いか――
Bのおたま超能力ひん曲げか――
涙を飲んで……選んだのは、これ。
C:「許す」
残念だったな少年……!
振り返ってはいないので少年の悔しがる顔を見ることはありませんでしたが、ただ、君に伝えたい。
たぶん俺の方が、悔しい……!
というだけのお話。
じゃあもうそろそろ原稿へ戻ります。さよなら!
暇を持て余した男子中学生たちが集まりそうな薄暗い店内に、一回50円のアーケードゲームが所狭しと並んでおります。
懐かしい光景です。
どこにも居場所なんてなかったあの頃。
僕らは孤独を埋めるために日々ゲーセンへと通い……と、
あれに見えるは、これまた懐かしき脱衣麻雀ではありませんか。
勝てば対戦相手の女の子にちょっとエッチなおしおきを課せられる、といったそんなヤツです。
例えば人妻と対戦して勝ち、おしおきAを選べば、裸エプロンのエプロンを掃除機で吸い取ったり、
Bを選べば、乳の先を隠すオタマを超能力で曲げたり、そんなの。
自分で書いててもどゆこと? と思いますがとにかく、そんなの。
連打するのですよ。
おしおきにも孤独を埋めるのにも、連打が必要なのです。
ガガガガッと。
そうするとね、オタマが超能力でひん曲がり、奥さんの豊かな乳がこぼれ落ちる、という。
「まあっ! これがあなたの超能力?」
とか言うんですよね。頬を赤らめた奥さんが。
必死に連打してるプレイヤーに向かって。
最初は対戦相手もそんなに強くないのでね。
まあ勝ちますよ。
まあ勝てますよ。
しかしもうそろそろ上がれるイーシャンテン辺りで、背後に気配。
うかがえば中学生くらいの少年が立ち、僕と奥さんの麻雀をこっそり観覧しているではありませんか。
少年よ、おまえ、さてはちょとエッチなおしおきが目的だろう!
おしおき、とは戦いに勝った者だけが得られる至福。いわば褒賞。
自らは戦わず、おしおきだけ見ようとはなんたる脆弱!
それでも男か少年よ。
否、漢か少年よ!
ここで奥さんの捨てた当たり牌をあえてスルー、でございます。
勝てば少年に〝姑息さ〟を覚えさせてしまう。少年が卑しい大人へと成長してしまう。
そんな卑怯な手段で少年に、
奥さんの裸エプロンを見せることに一抹の悔しさがあるし、
そもそも、脱衣麻雀って年齢制限なかったっけか。
まあやってたけどさ僕は中学生の頃から!
いや、何より
少年の目前で大の大人が、乳をこぼれさせようと必死に連打する姿を見せられようか。
それこそ卑しいではないか!
あっち行け少年、去れ少年、と願うも少年退かず。
あやうく負けそうになり、思わず安い手でちょろりーんと上がってしまいました。
さて、おしおきを選ばなくてはなりません。
Aの裸エプロン掃除機吸いか――
Bのおたま超能力ひん曲げか――
涙を飲んで……選んだのは、これ。
C:「許す」
残念だったな少年……!
振り返ってはいないので少年の悔しがる顔を見ることはありませんでしたが、ただ、君に伝えたい。
たぶん俺の方が、悔しい……!
というだけのお話。
じゃあもうそろそろ原稿へ戻ります。さよなら!
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